爽やかと麦秋
「爽やかな風」や、「爽やかに話す青年」のように、“爽やか”は天候や人柄を表すときに使われます。 会話の中では「爽やかな春の風」のように使われますが、五・七・五の17音を定型とする俳句では秋の季語です。
一方、私は「ばくしゅう」または「あきむぎ」とも読む“麦秋”という言葉を初めて知りました。
“麦秋”を調べてみると、「麦を取り入れる季節」や「初夏の頃」という意味と、旧暦の4月の異称であることがわかりました。
季節を秋と思いがちな“麦秋”は、意味からもわかるように俳句では夏の季語です。
このように、会話での使い方や書き方で、季節を思い込んでしまう言葉が、俳句では異なった季節の季語になっていることがわかりました。
俳句に触れることはあまりないかもしれませんが、言葉を調べてみると、新たな発見があるかもしれません。
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