とある敏腕営業マンの話
営業マンといえば、企業に欠かせない存在ですよね。
本日はとある営業マンのお話を致します。
彼は学生時代から人との会話が苦手で、特に日常会話のような雑談を苦手としていました。ですが、就職し、配属されたのは営業部。人とのコミュニケーションが苦手な彼が営業職に配置されたのはなぜでしょう?
実は彼、父親の職業が営業職だったため、就活時の面接で『営業部に入りたいです。』とアピールしたそうです。
当時まだ学生だったため、営業職がどのようなものか分からず咄嗟に答えたそうですが、まさか本当に営業マンになるなんて。
人とのコミュニケーションは苦手なので、彼はとにかく真面目に誠実に業務をこなす日々が続きました。
顧客との雑談などは一切せず、業務に関する話だけしっかりと伝え、説明する。
その姿が顧客には好印象を与えているようでした。そんな彼が勤続20年を過ぎた頃、本社への栄転が決まり、周囲の同僚から祝福を受けました。
会話が苦手な彼が大切にしていたこと、それは「聞く力」だったのです。
営業マンといえば、マシンガントークで盛り上げるイメージが少なからずあるかと思いますが、彼は真摯に相手の話を聞くことで、顧客や同僚の信頼を得ていたのです。
苦手なことを得意に変えた彼。今も変わらず日々奮闘しているようです。
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