人に施した恩は忘れなさい
中国の古典の菜根譚には、自分が施した恩は忘れないとということが書かれています。
そして、恩を与えても、その見返りを求める心を持つようであれば、それがどんなに大きなものであっても何の値打ちもないと教えています。
新入社員や仲間に対して、一生懸命に教えたり、食事をおごってあげたりすることは良くありますね。
でも、それに対してお礼がないときでも、それを怒っていけないのです。
見返りを期待して行ったのであれば、その施しは施しではなく、自分の利益のためにしたことになります。それでは相手にもそのように伝わります。
結局、人間関係がわるくなりますね。
情けは人のためならずです。
しかし、菜根譚ではこの章の前に、人が自分にかけてくれた恩は決して忘れてならないと教えています。人との良い関係を築くためには、このことが大切ではないでしょうか。
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