1分間スピーチ：よくある言い間違いに注意（例文付き）

ことわざや慣用句は、よく言い間違いがあると思います。やっかいなのは、本人が言い間違いに気づいていないときです。訂正すべきかどうか悩みますよね。

先日、他社さんとの打ち合わせで、先方がこんない言い間違いをしました。

こちらが無理なお願いをしている場面だったのですが、こういうことをしてほしい、何とかお願いしますと頭を下げていたんですが、そうすると先方が渋々応じてくれそうで、「あなたにそこまで言われると、やぶからぼうではない」と言ってくれたんですね。

おそらく、「やぶさかではない」と言おうとしたんだと思います。「やぶからぼうではない」と言われて、一瞬どういう意図だろうと思ったんですが、すぐに気づきまして、「やぶさかですか？」と聞き返しそうになりましたが、その質問を飲みこみました。

せっかくやる気になってくれたんだから、話の腰を折るのも悪いと思い、そのまま流しました。皆さんも、間違いに気づいても、なんでもかんでも直すのが正しいわけではありません。ときには間違いをそのまま受け入れる優しさが必要だと思います。

私の話がおもしろくない、間違っていると思っても、表情には出さず、あたたかく受け入れてくださいね。