カレンダーが日曜日始まりの理由
カレンダーは、「仕事や学校に行く月曜日から始まってもよいのでは」と多くの人が考える中、昔から日曜日始まりのイメージがあります。
日曜日始まりのカレンダーの理由を辿ってみると、「1週間の始まりは日曜日」というキリスト教やユダヤ教などの宗教的な考えがありました。
「イエス・キリストの復活の日」として、キリスト教における日曜日は、仕事は休み祈りを捧げることが決められていました。
太陽暦にキリスト教の決まりが取り入れられ、「1週間の始まりは日曜日」が今日まで定着していきました。
1873年に太陽暦が適用された日本では、1949年頃、イラストや写真が入った日曜日始まりの月めくりカレンダーが出回り始め、定着していきました。
予定を立てるとき、合理的で見やすい月曜日始まりのカレンダーや手帳が出回るようになりました。
現代の月曜日始まりの流れに呼応するように、国際標準化機構(ISO)の「週の始まりは月曜日とするように」との勧告によって、ヨーロッパでのカレンダーの主流は、月曜日始まりです。
このような時代の変化によって、週末や月曜日が今週なのか、来週なのかの解釈が異なることがあります。
食い違いが起きないように、きちんと日付でも約束の日程を確認する習慣をつけるように心がけたいものです。
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