人の心は善か悪か
これは時代劇によく登場する、大岡越前の守忠助の話です。
どこまで真実かわかりませんが、人間の善と悪についてよくわかる逸話です。
時の将軍に「人の心の善悪」について意見を求められた大岡越前は、置きあがりこぼしを持ち出して説明したと言います。
転がしてみせて、でも起き上がるので人間の心はこのように本来善、次に1両小判を取り出し起き上がりこぼしに括りつけて転がすと倒れたまま起き上がらず「本来善でも金の欲が加わればこの通り起きあがれず悪になる」と説明し、将軍も納得したとの話です。
適切な欲が無ければ経済も文化も芸術も発展しないと思います。でも過度の欲は、各国の争いになり戦争にも繋がります。「過度の欲とは何か」仏教の用語にも「知足」という言葉があるようですが同じ意味だと思います。言うは易し行うは難しでしょう。
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