「つまみ食い」学習のススメ

私は若いころからギターが好きで、暇があれば一人で練習をしています。
練習には市販の教則本やYouTubeのレッスン動画を使っています。ところが、どんな教材を使ってもあまり上達した実感が湧きません。
ある教材を使い始めると、最初の内は頑張って課題を進めていくのですが、途中で飽きが来てしまうのです。また途中から他の教材が気になり始め、目移りして今やっている事に集中できなくなってしまいます。結局、どの教材も中途半端に終わって挫折感を感じる事が多いです。
あまりにも成長を感じられないので、私は少し考え方を変えてみました。一つの教材を初めから最後まで完璧にこなすことに拘らず、自分に必要な事・有用と思える事のみを学べば良いと考えるようにしてみたのです。
このやり方だと、例えば数十ページの本であれば、理解できるのは数ページにしかなりません。しかし読了できなかった事の後ろめたさを感じる事はありませんし、なにより理解した数ページはしっかり身に付いたという自信が得られます。
ギターに限らず、何らかの技術というのは実際に使えてナンボです。教科書を完璧に理解する事より、実践に役立つ事を少しでも得る事の方が何倍も大事なのだと気が付きました。
ビジネスにおいても、最終的に求められるのは成果です。知識がいかに正確でも、成果に繋がらなければ意味がありません。物事を学ぶ際は完璧主義を捨て、敢えて「つまみ食い」をしてみるというのも、一考ではないでしょうか。
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