事実か?どうか分からない部分を事実であるに違いないと思い込んでしまう可能性

人間は思い込みに陥りやすい状況があり、明確な根拠や実績がなくても無意識のうちにこうであるに違いないと考えてしまうものです。
例えば、ビジネスにおいては人材の採用に携わるケースがあるでしょう。
面接官をする際には応募者の話などを聞いて、その内容を吟味していきますが、直感的にこの人は嘘を言っていないか?話を盛っていないか?と感じることがあるはずです。
しかし、嘘をついていると判断した応募者はたいてい不採用になり、その後本人と話をする機会もなく、本当に嘘だったのか?確かめようがないため、嘘を見抜いたという実績は全く存在しないでしょう。
言い方を変えれば、嘘か?どうかの判断は勘に頼らざるを得ませんし、その状況が世の中では平然と存在しているわけです。
実際に応募者の話が嘘であるといった判断を自信満々に行っている面接官もいるのではないでしょうか?
人間は自分は正しい、間違ったことはしていないと無意識に思いたがる存在です。
その部分を意識しておかないと、明確な根拠や実績がないにもかかわらず、特定の考えや判断を盲信してしまう可能性があります。
それによってビジネスでも、それ以外でも悪影響をもたらす可能性がある点は私たちは理解しておくべきでしょう。
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