廃館危機から大逆転した水族館の話

愛知県蒲郡市に「竹島水族館」という、小さいながらも大人気の水族館があります。
お客様を魅了するために工夫された仕掛けの数々や、通常の水族館なら敬遠してしまう深海魚などの『キモカワ生物』を主役とした戦略が人気の秘訣です。
そんな竹島水族館もかつては来館者が減り続け廃館が検討されていましたが、現館長である小林龍二氏の大改革により見事に復活を遂げたというのです。
復活の要因は2つあり、1つは魚たちの入手経路。通常であれば専門業者から安くない金額で仕入れるのだが、小林館長は地元漁港の漁師さんからタダ同然で仕入れている。漁師さんたちと仲良くなり、一緒に獲れてしまった商品価値のない深海生物などを譲ってもらうというアイディアです。
2つ目は水槽を担当するスタッフに全ての裁量権を与えるということ。予算だけ伝えて後は口出しをしないことにより、それぞれのスタッフが工夫を凝らして自分だけの独創的な水槽をプロデュースするメリットがあります。
この他にも復活の為の変革は多くありますが、共通しているのは『お金をかけずにアイディアで差別化を図る』ということ。
竹島水族館からは、本当に大切なのは資金ではなくアイディアだということを学びました。
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