能から学ぶ教訓

おはようございます。
今日は日本の伝統芸能である「能」から、私たちの仕事に活かせる教訓についてお話しします。
能は今から1300年くらい前に、中国から日本に伝えられました。その奥深さと精緻な技術は今や世界中で認められていますが、そんな能には「初心忘るべからず」という世阿弥の有名な教えがあります。
世阿弥が説いた初心の元々の意味は、単に「始めたころの気持ち」という意味ではなく、「初心者の頃の未熟さ」を指すのだそうです。
それを思い出して「あの状態には戻りたくない」と思うことでさらに精進できるのだ、と説いています。そして若い頃の未熟な芸を忘れなければ、今の芸も正しく認識できるのだとおっしゃったそうです。
この姿勢は、私たちの仕事にも通じるものがあると思います。慣れてきたときこそ、昔に比べて何ができるようになったか、そして今こそ何を学ぶべきなのかを認識して、学び続ける姿勢が大切なんです。長い歴史を持つ能の世界に、現代の私たちの仕事にも活かせる知恵がたくさん詰まっているのは驚きでした。
皆さんも今日から少しだけ、今の自分のステージを意識してみませんか?きっと新たな発見があるはずです。
以上で終わります。今日も一日がんばりましょう!
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