フェルミ推定とは?
おはようございます。
皆さん、「フェルミ推定」という言葉を聞いたことはありますか?
フェルミ推定とは、限られた情報やデータの中で、複雑な問題に対して合理的な推測を行う手法のことを指します。
この手法は、アメリカの物理学者エンリコ・フェルミにちなんで名付けられました。
彼は、「地球上にピアノ調律師が何人いるか」といった一見答えが出にくそうな質問に対しても、いくつかの仮定を使って合理的な推定を行うことで知られていました。
たとえば、「日本全国で1日に販売されるピザの枚数はどれくらいか?」という質問を考えてみましょう。最初はとても難しそうに思えますが、フェルミ推定の手法を使えば、次のように分解して考えることができます。
1. 日本の人口を1億2千万人と仮定します。
2. ピザを食べる頻度を仮定します。例えば、月に1回ピザを食べる人が全体の30%だとすると、1億2千万人×30%=3600万人が毎月ピザを食べる計算になります。
3. さらに、1日にどれくらいの人がピザを食べるかを算出するため、3600万人÷30日とすると、1日に約120万人がピザを食べることになります。
このように、フェルミ推定では問題をいくつかの簡単な部分に分解し、それぞれに対して仮定を立てることで、全体の推定値を導き出します。
この手法は、日々の仕事でも役立つことが多いです。例えば、新しいプロジェクトのコストやリソースを見積もる際に、フェルミ推定を使うことで、迅速かつ合理的な計算が可能となります。
限られた情報しかない状況でも、フェルミ推定の考え方を取り入れることで、より現実的な判断を下すことができるでしょう。
ぜひ皆さんも、フェルミ推定を活用してみてください。
それでは、今日も一日頑張っていきましょう!
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