父の愛情を感じた話
私の父は消防士をしていました。
1日置き24時間勤務の仕事の為、2日に1回しか一緒にいれません。
私は3人兄弟です。私の下に妹、弟がいます。
父は仕事の他にも婿として家の仕事の手伝い、そして私たち子供の為に必ず時間を作ってくれました。
特に印象に残っているのが町内のマラソン大会です。持久走が得意だった私は選ばれて出場することに。緊張していましたが父と入賞すると約束をしていたので、全力で走ろうと心に決めていました。
しかし、1つだけ残念なことが・・・それは父が仕事で応援に来れないこと。
当時小学生だった私は不安を抱えながら走ることになりました。走り続け、なんとか入賞圏内に食い込めるかどうかのギリギリのところ、「○○!!!もう少しだ!がんばれー」と聞き覚えのある声が!!!
なんと父が仕事を抜け出して来てくれたのです。
父からのエールで私は5人抜きをし、見事入賞することができました。
今は結婚して実家を離れてしまいましたが、いつも子供に対して全力の父からもらった愛を今度は私の子供に注いでいます。お父さんありがとう。
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