お客様のニーズに合わせた心に残った接客

自分の行動で感動してもらえた話になります。
以前、姉妹店がある都内のキャラクターコンセプトの飲食店で働いていたのですが、予約した店舗を間違えて来店されるお客様が多くいらっしゃいました。
姉妹店ではバースデーのプランがあり、事前予約でホールケーキが提供されるのですが、私が働いていた店舗ではホールケーキの提供はなく、希望があった際に無料のプレートを注文されたデザートに付けることができるのみでした。
ある日、20代くらいのカップルが来店され、女性の方が予約しているとおっしゃられました。確認すると、その姉妹店を予約されており、さらに男性の方へのバースデープランであることが分かりました。
すぐにお客様にバースデープランであることを男性には伏せながら、店舗が間違われていることをお伝えしました。
そうすると女性のお客様は物凄いショックを受け、今にも泣き出しそうになってしまわれました。
それでも、本来予約が入っている店舗には今からは向かえないということで、そのまま当店でお食事をされることになりました。
男性のお客様もなんとなく理由を察されたようで優しく女性を慰めていましたが、女性のお客様は立ち直れないご様子でした。
そこで、ホールケーキを出すことはできませんが、予約内容を確認し、デザートにバースデープレートを付けてご提供したところ、女性のお客様が涙を流しながら大変喜んでくださいました。
本来のお祝いとは違った形になってしまいましたが、帰り際も何度もお礼を言ってくださり、少しでも良い思い出に変えることができたのではと思っております。
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