者に聞くな物に聞け

先日、とある本に書いてあった言葉が印象的に残ったので紹介します。
日本が誇る自動車メーカーのトヨタで代々受け継がれている言葉で
「者に聞くな、物に聞け」
という言葉です。
一つ目のものは、人を指す「者」
二つ目のものは、物質的な意味を持つ「物」です。
人から聞いた言葉をそのまま信じるのではなく、自分で見た物、実際にやったことを信じることが大切という意味です。
トヨタでは昔から、現場第一主義が徹底されており、社長自らが工場を視察し、従業員一人一人に声をかけることもしばしばあります。
同じ改善案でも自分で実際に現場に出て、見たもの、感じたものは、人づてで聞いたことよりも説得力が増します。
それが責任者になればなるほど、忙しいとの理由で、そっちのけになってしまいがちです。
日々の作業においても、部下の報告を聞き、そのまま指示を出すのではなく、実際に自分の目で確かめた上で指示を出すことが大切です。
解釈の違いや誤った方向に導いてしまうことを防げるよう、私自身もこの言葉を意識して後輩の育成にあたります。
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